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2021年度

Virtual Bodies Absence/ Presence in Media

展示概要

本展覧会は、2016年に設立された東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科(GA)アートプロデュース専攻キュレーション領域の長谷川祐子教授の授業として実施される本年で5年目をむかえるプロジェクトであり、長谷川祐子教授監修のもと本授業履修生を中心に企画・運営をおこなっています。

コンセプト

「ヴァーチャル・ボディ:メディアにおける存在と不在」展では、日本、チリ、中国、ドイツ、メキシコ、そしてアメリカを拠点に活動する14名のアーティストが、ポストコロナの時代について「ヴァーチャリティ」をテーマに考察します。新型コロナ感染拡大は、身の回りの世界との関係性や自己という概念に多大な影響を与えています。現代社会におけるデジタル・メディアの領域では、SNSにおける二極化やフェイクニュースの政治的利用が多発しています。しかし、仕事や教育の場をはじめ、人との関わりによって成り立っている私たちの日常生活では、オンライン・コミュニケーション・ツールや各種メディアは不可欠な存在となりつつあります。こうした状況のなかで意識せざるを得ないのは、健常性、年齢、社会階級、ジェンダー、人種、スピリチュアリティ(精神性)の問題を抱える私たちの身体そのものではないでしょうか。同時に、多様な可能性を提示する「」という概念は、他の「体」と共生する未来を想像させます。それは動物や植物、テクノロジーやデジタル・ゴーストとの関わりのなかで、人間というが解体されていくことを示唆しているのかもしれません。

Virtual Bodies Absence/ Presence in Media

会期2022年3月25日(金) – 4月10日(日)

会場

東京藝術大学大学美術館 陳列館1・2階

主催

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻

共催

一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン

助成
公益財団法人野村財団

藝大フレンズ賛助金

監修

長谷川祐子(東京藝術大学大学院教授、金沢21世紀美術館館長)

共同キュレーター

東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻アリウェン|平河伴菜|閻喜月|張 琳|鄒林希|ヴァーヒャー|チョ・ヘス|金 宣

特別協力

下向智也|李静文

グラフィックデザイン

邵 琪

https://virtual-bodies.com/

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