Photo by 冨田了平
2016年度
Seize the Uncertain Day – ふたしかなその日
コンセプト
本展タイトルは、「Seize the day(いまを生きろ)」という慣用句に「uncertain(ふたしかな)」を付加したものです。世界情勢が不安定ないま、〈そこにあるふたしかな日をそれでも生きる〉というしなやかで力強い姿勢が模索されています。本展で注目するのは、圧倒的な現実に向き合いながらも感情や心理の深いレベルでの新しいコミュニケーションの可能性を開いている「極私的ドキュメンタリー」。戦後日本の潮流において独自のスタイルを確立した作家の作品と、現在の不安定な社会状況に直面しながら制作を続ける若手作家たちの写真や映像、ドローイングを一堂に展示することで、「ふたしかさ」の上に展開される世界を提示します。本展が構成する「ふたしかなその日」を体感することで、流れゆく時代のなかで確かに受け継がれつつも揺れ動く「ふたしかさ」の息遣いに気づくことができるでしょう。
参加作家
荒木経惟、金村修、川内倫子、川久保ジョイ、城戸みゆき、小森はるか+瀬尾夏美、篠田太郎、島田清夏、中平卓馬、楢橋朝子、林隆喜、久門剛史、百頭たけし、森山大道、米田知子、弓削真由子、鷲尾和彦
会場
東京藝術大学大学美術館陳列館
〒110-8714 東京都台東区上野公園 12-8 美術学部校内
会期
2017年3月18日(土) – 2017年4月5日(水)
主催
東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻
特別協賛
一般財団法人 カルチャー・ヴィジョン・ジャパン
監修
長谷川祐子 (東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
共同キュレーター
内海潤也、黒沢聖覇、周浩、鈴木葉二、峰岸優香、宮内芽依、宮川緑 (東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修士課程在籍)
プレスリリース
https://drive.google.com/file/d/0B0bqY2TukALrOHRINHdLSW1SeFU/view